「農林漁家民宿おもてなしハンドブック」を発行しました。

2012.04.03

農林漁家民宿の品質向上に向けて、手本とも言えるおかあさんの宿の心である「おもてなし」と安全管理、ホスピタリティ等と品質向上のための自己チェックシートを盛り込みました。本ハンドブックは平成24年度開催を計画中の研修会のテキストとして活用する予定です。

農林漁家民宿の経営は、経営者だけでは成り立ちません。民宿経営者同志との情報交換、地域関係者との連携により、多くの宿泊者を確保できます。
一経営者だけでは気付かなかった施設管理や宿泊者への対応など、地域全体での農林漁家民宿自己チェックシートの活用によって連携が図られ、宿泊者への安心・安全の提供が徹底されます。さらに地域での勉強会や研修会などにより、安定したホスピタリティーの提供も確保でき、その結果、地域全体のイメージアップにつながっていきます。

 農林漁家民宿における安全管理を含めた質の維持・向上を図るために、農林漁家民宿自己診断シートのテスト調査を実施して、その結果の集計・分析を行い、品質向上のための自己チェックシートの作成しました。さらに、実際に農林漁家民宿が品費向上のための自己の経営等を改善するための手引きとして活用していただくために、「おもてなしハンドブック」を作成し、品質向上のための自己チェックシートと共に配布して、民宿の手本とも言えるおかあさんの宿の心である「おもてなし」と、安全基準等を幅広く農林漁家民宿の経営者の方々にも知っていただくために普及促進活動を実施しています。

「農林漁家民宿おもてなしハンドブック」

平成19~21年度の農林漁家民宿おかあさん100選事業において100名の認定者が誕生し各地域で活動されています。
しかし、高齢化に伴う後継者問題や認定者以外の人たちへの質的向上に向けてのフォローアップとして、おかあさんの宿の魅力の本質をどのようにとらえ、それを利用する消費者や後続の農林漁家民宿を経営したい人々にどのように伝えていくかが課題となっています。
オーライ!ニッポン会議は、農林水産省の「平成23年度 食と地域の交流促進対策交付金事業」の助成により、農林漁家民宿の手本とも言えるおかあさんの宿の魅力の本質となる「おもてなし」を農山漁村地域の文化として後世に伝えることが重要であり、そのために農林漁家民宿おかあさん100選認定者にご協力いただき、農林漁家民宿における安全管理を含めた質の維持・向上を図るための農林漁家民宿自己診断シートテスト調査を実施しました。
 さらに本調査の結果を活かした「おもてなしハンドブック」を作成し、農林漁家民宿の品質向上にむけた活動の普及を図ることとしました。
 農林漁家民宿は農山漁村地域の大きな財産・資源であり、グリーン・ツーリズムには不可欠なものです。この「おもてなしハンドブック」を農林漁家民宿関係者に配布するとともに、平成24年度に予定している研修会等に活用して、農林漁家民宿を中心としたグリーン・ツーリズムの推進、地域活性化の活動に支援していく予定です。
 本事業にあたり、ご協力いただいた農林漁家民宿おかあさん100選認定者をはじめ、多くの助言やご協力をいただきました農林漁家民宿検討委員会委員各位にあらためて深く感謝申し上げます。


◆農林漁家民宿 おもてなしハンドブック
【安全・安心の提供はホスピタリティから
~ホスピタリティあふれる農林漁家民宿・・・それが「おかあさんの宿」です!~】

目次:はじめに
おもてなし」と「笑顔」あふれる農林漁家民宿
お客様を理解し、要望に応える・・・信頼関係が生まれる
お客様が感じ取るホスピタリティ
   
Ⅰ 予約からお帰りまでホスピタリティを込めて
Ⅱ こんな場面でホスピタリティが伝わる!
Ⅲ ローカルホスピタリティを目指して
Ⅳ 自己チェックで品質向上を! 

※農林漁家民宿自己チェックシート付


「ホスピタリティ」とは:

「ホスピタリティ」とは:
「思いやり」「心からのおもてなし」という意味です。
サービスは、ラテン語のServus(奴隷)から、英語のSlane(奴隷)Servant(召使い)という言葉から発展しました。サービスは語源の通り、サービスを受ける立場が主、サービスを提供する方は従という主従関係です。対して、ホスピタリティは、ラテン語のHospics(客人等の保護)を語源に、英語のHospital(病院)Hospice(ホスピス)と色々な言葉に発展し、お客さまと対等の立場で「おもてなしをする」というものです。
お客さまにいかに喜んでもらうか、感動してもらうかを第1に考え、対価を求めてるために行なうのではなく、人間性や信条、個性、感性など大切にして相手を人間として尊重する「おもてなし」をすることです。その結果、満足いただいたお客さまには、何度でも利用いただくことで、消費・購買・利用(会社にとっては利益)につながるという考えです。