第8回 キャプテンによる事前訪問(千葉県君津市小櫃(おびつ)地区)


キャプテンは、地元の代表者と電話等で連絡を取り、連載第5回でご紹介した「受け入れ票」を基に、当日のスケジュールや作業内容について詳しい打ち合わせを行います。今年初めて訪問する地域や、同じ地域でも作業する集落が変更になったところには、必ずキャプテンが訪問して打ち合わせを持ちます。
◆安全確認と詳細の決定

事前訪問では、まず作業場所を見せてもらい、社員が安全に作業できるかを確認します。次に、いくつかのグループに分かれて作業する場合には、各グループの作業負荷、必要人数、準備物などを、地元の方と話し合いながら具体的に詰めていきます。

また、当日のスケジュールも決定します。作業開始・終了時刻、お昼休憩はいつにするか、作業後に地元の方と社員の懇親の時間を持つか、その場合何をするか、等です。


◆千葉県君津市小櫃の事前訪問

それでは、今年初めて活動を実施する、千葉県君津市小櫃の事前訪問の様子をご紹介しましょう。

9月13日(水)、東京支社キャプテンの設樂邦夫(研究開発本部薬事統括部開発薬事第2部)と横浜支店キャプテンの小関亜希(プライマリーケア事業本部横浜支店横浜エリア3課)の2人が、地元ご担当者の小櫃公民館利用者連絡協議会会長 鈴木忠利様、副会長 依田よし子様、小櫃公民館副館長 鈴木恵子様を訪ねました。小櫃地区では、東京支社から約40人、横浜支店から約60人の総勢約100人が活動する予定です。

2人のキャプテンはまず、当日の作業場所を確認しました。これは公民館の敷地内にある池です。池の水を抜いて、モップを使って徹底的に洗うことになりました。




こちらは、公民館から約1キロ離れたところにある小櫃小学校裏の「小櫃の森」です。ここには小学生のためのアスレチックが設置されているのですが、ご覧のように雑草が生い茂って埋もれてしまっています。そこで、社員が草を刈り、使えるようにすることになりました。




◆高齢化で手が回らない作業の支援

公民館敷地内の除草作業などは、利用者がボランティアで行っているのですが、過疎・高齢化の進んだ地域だけにご高齢の方がほとんどで、池の整備までは全く手がつけられないそうです。また、小学校に隣接した「小櫃の森」も、かつてはPTAや地元の皆さんで整備・維持していたものの、少子・高齢化の影響で人出が足りず、放置されてしまっているのだそうです。「地元の努力だけでは限界があり、このようにたくさんの若い方が手伝いに来てくれるのは大変ありがたい」と鈴木副館長はおっしゃいます。

打ち合わせの結果、「公民館周辺の清掃班」「小櫃の森の草刈り班」そして「昼食(カレー)を作る班」の3グループに分かれて作業することになりました。昼食班は、社員と地元の高齢者の皆さんが食べるお昼ごはん用のカレー150人分(!)を、地元の方と一緒に作ります。


左から、鈴木恵子副館長、小櫃公民館利用者連絡協議会 鈴木忠利会長、小櫃小学校教頭 鈴木克之先生、キャプテン小関



 当日の作業内容やスケジュール、地元の方からの声などキャプテンが見たり聞いたりしてきた内容は、参加する社員全員に伝えられました。写真を見て初めて訪れる地域のイメージが広がり、地元の方からの期待のコメントを聞いて、がんばろう!という気持ちがだんだん盛り上がってきています。いよいよ明日10月8日が、C-day本番です!


アストラゼネカ(株)
コーポレートマネジメント統括部 広報部
小野亜希子

2010年10月7日