第3回 農村景観日本一の地区が活動地域に


今年新たに活動する地域の一つが、岐阜県恵那市岩村町富田地区です。こちらには6月28日にNPO法人 棚田ネットワークの中島先生と一緒にお伺いし、ごあいさつと活動の趣旨説明を行ないました。
写真=打ち合わせをおこなった「茅の宿とみた」

岩村町には、名古屋支店から約50人が訪問する予定です。昨年までは愛知県新城市四谷でお手伝いしましたが、ちょうど同時期に実施される東名高速道路の集中工事により移動時間が大幅に伸びるため、今年は岩村町で活動することになりました。


◆農村景観日本一

本地区は、平成元年に国土問題研究会(理事長 木村春彦京都教育大学名誉教授)より「農村景観日本一」の称号を受けたという、のどかな農村風景の残る地域です。その美しい景観を守るために地元の皆さんで設立されたNPO法人 農村景観日本一を守る会(以下、守る会)が中心となって、私たちを受け入れてくださることになりました。

田園風景の中でも一際目を引くかやぶき屋根の古民家で、守る会理事長の吉村攻平さん、恵那市経済部農業振興課主査の志津博光さんにお時間をいただき、C-dayの活動趣旨についてご説明しました。富田地区でも高齢化・過疎化が進んでいるため人手不足であり、弊社社員50人のお手伝いを「大変助かる」と歓迎してくださいました。作業は、富田川周辺の草刈りや、かやぶき屋根の材料となるかやの刈り取り等を検討されているとのことです。


◆自分で握ったおにぎりで昼食
(写真=左から、棚田ネットワーク代表中島先生、農村景観日本一を守る会吉村理事長、恵那市農業振興課志津さん)

また、昼食について、画期的なご提案をいただきました。社員が自分でおにぎりを握ることにしよう、との内容です。C-dayでは地元の皆さんのご厚意で炊き出しをしてくださることもありますが、順番に自分の食べる分を自分で握るというやり方は、地元のご負担を軽減するとともに、地元の方との会話も弾むすばらしい方法だと思いました。



吉村理事長は今回の打ち合わせを踏まえて、地元の皆さんにC-dayについてお話ししてくださり、どんな作業を行なうか等、更に検討していただけるとのことです。どうぞよろしくおねがいいたします!



アストラゼネカ(株)
コーポレートマネジメント統括部 広報部
小野亜希子

2010年7月28日