森林・山村多面的機能発揮対策交付金の募集のご案内

まちむら交流きこう
 

 東京都、埼玉県及び神奈川県の令和6年度森林・山村多面的機能発揮対策交付金の募集を開始しました。

 申請の締切は、4月22日、531日、6月28日、731日の4回。ただし、申請額が予算額に達した場合は受付を終了します。(予算枠に空きが生じた場合は、次年度申請希望者を追加審査させていただく場合があります。)

目次

(はじめに)

・森林・山村多面的機能発揮対策交付金とは?

・交付金の特徴

・交付金の概要

・交付金の活用例

(交付金を申請する方へ)

・交付金募集のご案内

・募集説明会・相談会のご案内

 

森林・山村多面的機能発揮対策交付金とは?

森林・山村多面的機能発揮対策交付金は、地域住民や森林所有者等による「里山林の整備と利用」を直接的に支援する林野庁の交付金です。

交付金の対象となる「里山林」は、主に集落の近くに立地し、かつての農用林や薪炭林のように人々の暮らしと密接な関係をもつ森林であって、整備の遅れや放置などによる問題を抱えている森林です。

このような里山林の保全は、木材生産を主目的とする森林整備では対応できないことから、コミュニティの関心や活力の向上により対応することが重要です。

(一財)都市農山漁村交流活性化機構は、東京都、埼玉県及び神奈川県で本交付金の申請を希望する活動組織を募集します

(注)交付金の募集は、活動を実施する里山林がある都道府県に設置された地域協議会が受け付けます。他県の地域協議会の一覧は、林野庁のホームページからご覧になれます。

     リンク先:https://www.rinya.maff.go.jp/j/sanson/tamenteki.html

交付金の特徴

①対象となる活動は、面的な森林整備

 森林整備とは、森林を育成するために行う植林、下刈り、木竹の除間伐等です。

②対象となる場所は、里山林(林業経営が成立しづらい森林)

 雑木林や竹林はもちろん人工林も対象になります。

③交付の期間は、原則として3年間

 一度採択を受けたら原則3年間にわたって交付金が継続されます。

④全額を活動に要する人件費(日当)として使える

 活動に要する消耗品費(ヘルメット、ノコギリ、防護具等)、資機材費(チェンソーや刈払機等)、傷害保険の保険料等も対象になります。

・交付金の概要

(1)交付金の活動期間

3年間(3年間の活動計画書を作成して、毎年度、申請して下さい。)

(2)対象となる活動組織

   地域の里山林の整備と利用の活動を行う組織(森林所有者や地域住民等、3名以上で構成)

(3)交付金の対象となる活動・助成単価

①活動推進費

対象森林の林況調査、具体的な作業計画の立案等(初年度のみ112,500円)

②地域環境保全タイプ(里山林保全)

里山林景観を維持するための活動等(助成単価120,000円/ha)

③地域環境保全タイプ(侵入竹除去・竹林整備)

侵入竹の除去、放置竹林等の整備等(助成単価285,000円/ha)

④森林資源利用タイプ

しいたけ原木や薪材の伐採・加工等(助成単価120,000円/ha)

⑤森林機能強化タイプ

②~④の効果的実施や効果の維持強化に必要な作業道等の作設・改修等(助成単価800円/m)

⑥ 資機材の購入

②~⑤の活動を実施するために必要な資機材の購入・設置を支援。

林内作業車、薪割機、薪ストーブ及び炭焼き小屋の補助率は3分の1以内。

その他の資機材等の補助率は2分の1以内。

(4)助成額の上限

①~⑥の合計で1組織当たり500万円が上限。

(5)その他

交付金の申請と交付には、様々な要件やルールがありますので、申請前に下記の募集要領等を必ずご一読下さい。

・交付金の活用例

地域の課題・困りごと
交付金の活用例

森林がササや灌木の藪に覆われ、地域の景観が悪化し、ゴミの不法投棄も心配だ。藪にイノシシが棲みつき、農地や住宅等への獣害の温床となっている。

ササや灌木を刈払って景観を改善し、見通しのよい明るい森林を取り戻す。森林の藪を刈払ってイノシシが棲みつかないようにする。

長年にわたり間伐や枝打ち等の管理がなされていないので、倒木や枯損木が多く、台風や大雨のたびに倒木、落枝、土砂流出、鉄砲水等の被害が心配だ。

間伐や枝打ちを行い、倒木や落枝の発生を防ぎ、地面の草を発達させて土砂流出の防止を図る。倒木や枯損木を処理し、鉄砲水の防止を図る。

雑木林が藪に覆われて林床植物や昆虫が乏しくなり、生物多様性が喪失している。

藪に覆われた雑木林で刈払いや落ち葉かきを行い、明るく林床植物が豊かな雑木林に再生させる。

竹林が枯れた竹で覆われて地域の景観が悪化し、ゴミの不法投棄、山火事、土砂崩れも心配だ。隣の農地や宅地にも竹が侵入して困る。森林に竹が侵入し、そこに生育する樹木が枯死してしまった。

倒れた竹や枯れた竹を片付けて、タケノコを利用できる美しく健康な竹林を取り戻し、隣地への竹の侵入を防止する。森林に侵入した竹を除去して樹木を救出する。

 

・交付金募集のご案内

募集要領をご一読のうえ、採択申請書を作成し、締切日までに都市農山漁村交流活性化機構 森林・山村多面的機能発揮対策事務局宛てにご提出ください。

採択申請書の作成にあたり、後述の個別相談会や現地相談会をご活用ください。

(1)募集要領等

令和6年度森林・山村多面的機能発揮対策交付金募集チラシ(PDF)

令和6年度森林・山村多面的機能発揮対策交付金募集要領(令和6年4月15日施行)(PDF)

(2)採択申請書の様式

採択申請書等の様式(ワード文書)

(3)採択申請書の記載例

採択申請書等の記載例(PDF)

(4)申請の締切日

 

1次募集

2次募集

3次募集

4次募集

申請の締切日

4月22日

5月31

6月28日

7月31

(注1)申請額が予算額に達した場合は受付を終了します。

(注2)次年度の申請を希望する方は、1228日までに申請書案をご提出くだされば、次年度の要望額に反映します。(採択を約束するものではありません)

(注3)今年度の予算枠に空きが生じた場合は、不採択組織の繰上採択や、次年度申請希望が受理された組織の審査をさせていただく場合があります。

(注4)書類の不備により申請書を受理できない場合は、書類を補正して次回の募集で申請していただきます。

(注5)1年目の組織は、申請後に機構による現地調査(申請地のGPS計測、初回調査結果と数値目標の確認等)を受けていただきます。現地調査の結果、申請書等に不備があると認められた場合には、補正を了したうえで受理させていただきます。申請前の現地相談会でGPS計測、初回調査及び数値目標設定等を終えた組織は、現地調査を省略させていただきます。

(5)申請書の提出先・お問い合わせ先

101-0042 東京都千代田区神田東松下町45番地 神田金子ビル5

 一般財団法人都市農山漁村交流活性化機構 森林・山村多面的機能発揮対策事務局

   TEL: 03-4335-1985(土日祝休日を除く平日9:3012:1513:0017:45

   FAX: 03-5256-5211  E-Mail: satoyama@kouryu.or.jp

(6)申請後のスケジュール(概要)

 

1次募集

2次募集

3次募集

4次募集

申請の締切日

4月22日

5月31

6月28日

7月31

審査結果の内報

5月15

6月19日

7月23

8月23

事務手続き説明会

5月24

6月28日

7月26

8月28

活動着手可能日

6月1

7月1

8月1

9月1

報告書の提出期限

令和7年228

交付金の精算

令和7年331日までに完了

(注1)採択の内定後、事務手続き説明会に参加して下さい(オンライン開催)。時間は、1年目の組織は14時から16時、2年目と3年目の組織は10時から12時です。
オンラインで参加できない等、個別面談での説明を希望する方は、事務局へご相談ください。

(注2)年間スケジュールの詳細は募集要領をご覧ください。

・募集説明会・相談会のご案内

・説明会の参加、相談会の開催を希望される方は、様式第13号によりお申し込みください。

(1)オンライン説明会

・開催日は下表のとおりです。
・開催時間は、新規申請が14時~16時、継続申請が10時~11時30分です。
・開催1週間前までに、お申し込みください。

開催日

5月2

5月10

6月14

7月12

申請の締切日

4月26

5月2日

6月7日

7月5日

 

(2)個別相談会

・機構会議室における対面式もしくはオンラインで開催します。内容はオンライン説明会と同じです。所要時間は相談を含めて2時間をご予定ください。<

(3)現地相談会

・申請予定地を訪問し、原則として制度説明と現地調査の2部構成で行います。
①制度説明(内容はオンライン説明会とほぼ同じです。申請者様の側で会場を確保してください。)
 ②現地調査(申請予定の森林をご案内いただき、実施したい内容を具体的にご説明いただきます。また、必要に応じて、整備予定地のGPS計測、モニタリング調査の初回調査、数値目標の検討等のご支援もさせていただきます。)
・現地相談会の希望が多い場合は、計画の準備が進んでいる組織を優先し、順番に対応させていただきます。
・次年度の申請に向けた現地相談会も随時受け付けます。

お問い合わせ先はこちら

(一財)都市農山漁村交流活性化機構(まちむら交流きこう)
森林・山村多面的機能発揮対策交付金事務局
〒101-0042 東京都千代田区神田東松下町45 神田金子ビル5階

TEL:
03-4335-1985
FAX:
03-5256-5211

各種お問い合わせはこちらから

(一財)都市農山漁村交流活性化機構(まちむら交流きこう)東京都知事登録旅行業第2-5925号
〒101-0042 東京都千代田区神田東松下町45 神田金子ビル5階

お電話
03-4335-1981(平日9:30~17:45)
土曜・日曜・祝祭日・年末年始・お盆を除く
FAX
03-5256-5211
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