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平成28年度 第5回農山漁村コミュニティビジネスセミナー【廃校を再生した交流施設継続事業と雇用創出を目指す】開催結果

登壇者

福本 利三 氏

西友枝体験交流センター 運営委員長 福本 利三 氏

1951年3月上毛町(旧大平村)に生れる。 1969年吉富製薬株式会社(現田辺三菱製薬)に入社し、仕事のかたわら地域活動や文化、スポーツ活動に精力的に取り組む。 1971年福岡県第1回青年の船に乗船(フイリッピン・沖縄) 2007年より福岡県指定無形民俗文化財松尾山お田植祭保存会会長 2010年発足時より上毛町地域づくり協議会副会長に就任 1993年より上毛町ふれあいソフトテニス学生大会会長 2003年より上毛町ジュニア、ママさんバレーボールペコカップ会長 2010年退職と共に西友枝体験交流センター運営委員長として立ち上げ、活動を展開し現在に至る。

セミナー開催報告(2016年10月12日開催)

思い出のつまった学校を残したい。地域の人々の思いを汲みながらも、経営者はそれだけでは済まない覚悟が求められる。

 平成28年度第5(通算115回)農山漁村コミュニティ・ビジネスセミナーは、廃校の利活用と雇用がテーマです。福岡県上毛町(こうげまち)の地域交流施設『ゆいきらら』は、廃校となった西友枝(にしともえだ)小学校をリノベーションした施設です。

各種団体や自治会活動の支援、農産物直売所、体験ふれあい学習、活き活きサロン、西友枝資料館、地域食材を振る舞う田舎の居酒屋等が行われ、「こうげのシゴト」は、基幹産業である農林業や伝統産業の再生はもちろん、社会やライフスタイルの変化に合わせた、求められる商品とサービスの創造に取り組んでいます。

この町の「シゴト」の原石を見つめ直し、そこに新しい価値と魅力を付加する技と力を身につけ、一過性で終わらない継続する事業と雇用創出を目指し活動を展開しています。
 廃校の再利用の検討委員会の立ち上げの経緯から、地域の交流拠点として、自治会的な貢献と地域の雇用や産業化に向けて、廃校を活用した日々の運営に至るまで課題・苦悩を対応しながら、どのように運営(経営)しているのか。人々の調和を考えながらも赤字にないい経営の要諦を講義していただきました。

第5回セミナー事務局のまとめ

廃校を残す理由として、次のようなことを挙げられることが多い。
●集会所の代理として
●カルチャー教室として
●学校への思いやりや、かかわりが大きかったから
●先祖代々通っていたから
●地域のシンボルだから
●何らかの形で、残していたら、いつか、役に立つかも

しかし、このような「一時的な感情、一部の熱意で残すとムリ」が出る。
だから「具体性のない活用ではムリ」なので、今後廃校をなんとかしようと考える地域は十分気を付けて欲しい。
廃校を残し活用するには、【生産性の事業であるか】ないかが成否の要である。
 
日々の経営を進めているなかで、悩みや課題に遭遇したときに、最後に立ち戻るは、なぜ運営しているのかの、理念である。だから理念は大事。

講演する福本利三(ふくもと としみ) 氏

西友枝体験交流センター のFacebook

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