第2回オーライ!ニッポン全国大会が盛大に開催

2005.02.28

2005年2月28日
第2回オーライ!ニッポン全国大会が盛大に開催

養老孟司オーライ!ニッポン会議代表
島村宜伸農林水産大臣

 2月23日(水)、東京都千代田区のイイノホールにおいて、オーライ!ニッポン会議、(財)農村開発企画委員会、(財)都市農山漁村交流活性化機構及び農林水産省主催、毎日新聞社共催、総務省、文部科学省、厚生労働省、経済産業省、国土交通省及び環境省後援により「第2回オーライ!ニッポン全国大会」を開催しました。

 養老孟司オーライ!ニッポン会議代表、島村宜伸農林水産大臣、岩永峯一農林水産副大臣、また、来賓として杉浦正健内閣官房副長官、保坂三蔵経済産業副大臣、谷津義男衆議院議員(都市と農山漁村の共生対流を進める調査会会長)が出席される中で、550人を越える参加者を得て盛大に開会されました。

 大会では、日本のツーリズム産業における現状と今後の動向について語られた、(社)日本ツーリズム産業団体連合会会長、(株)ジェーティービー会長の舩山龍二氏の記念講演、オーライ!ニッポン大賞グランプリ(内閣総理大臣賞)を受賞した兵庫県八千代町の都市と農山村の交流を観光事業として確立している取組み及び北海道北オホーツクの大自然で学ぶ会の山村留学についての取組みについて映像を交えて発表が行われました。

 また続くパネルディスカッションでは、オーライ!ニッポン会議副代表、国際日本文化研究センター教授の川勝平太氏をコーディネーターに、「都会(まち)と田舎(むら)の往来による新たなライフスタイルの創出」をテーマに、飯塚勝明氏(日本生活協同組合連合会グリーンライフ担当部長)、岡島成行氏(NPO法人自然体験活動推進協議会代表理事)、杉原五雄氏(120自然田舎塾代表)、永井雄人氏(NPO法人白神自然学校一ツ森校代表理事)、畠山芳子氏(富山県南砺市)によるパネルディスカッションが行われ、農山漁村における体験活動などを展開するための課題や、体験活動などの共生・対流がもたらしている効果などを踏まえて、都市住民の「ゆとり」や「やすらぎ」を求めるライフスタイルをどう顕在化するかについて、それぞれのパネリストの実体験をもとに、熱心に議論が交わされました。

 本大会により、都市と農山漁村の共生・対流を推進し、「人・もの・情報」の循環を活発化させることが、都市住民の求める「ゆとりある生活」や子どもの豊かな教育の現場、そして農山漁村地域の求める地域経済の活性化に結びつくことが明らかにされ、今後ますます都市と農山漁村の共生・対流の必要性を強く感じることが出来たのではないかと思います。