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平成27年度 第5回農山漁村コミュニティビジネスセミナー【地域生き残りのための人材育成、人材活用】開催結果

登壇者

豊重 哲郎 氏

柳谷自治公民館 館長:豊重 哲郎 氏

鹿児島県の大隅半島にある鹿屋市の柳谷集落、「通称 やねだん」。15年ほど前までは人口300人、65歳以上が4割という、どこにでもあるような「過疎高齢化」の集落だった。 しかし、1人のリーダーを中心に集落の人々が立ち上がる。 柳谷集落がめざしたのは、「行政に頼らない地域再生!」集落総参加で労力や経験を提供しあい、土着菌を使った土づくりやオリジナル焼酎づくりなど、独自の商品開発で自主財源を増やしたほか、住民の工夫で福祉や教育も充実させていった。 15年前、現会長の豊重 哲郎(とよしげ てつろう) 氏が公民館長に就任したのをきっかけに、「柳谷の住民は一人一人が地域づくりの主役」信念に、自立への処方箋を描き実践している。 そして、自主財源はみるみる増え、すべての世帯にボーナスが配られるほどになる。 その画期的な取り組みから、柳谷集落の愛称「やねだん」は、次第に全国にしられるようになっていった。

セミナー開催報告(2015年10月26日開催)

リーダーに必要なものは、真心と情熱。リーダーは、一人一人に本気に向き合うこと。

 自主財源は、会費ではダメ、スポンサーからのお金もダメ、自分で稼がないと継続しない。

平成27年度第5回農山漁村コミュニティビジネスセミナーは、柳谷自治公民館 館長 豊重 哲郎 氏をお招きして、【地域生き残りのための人材育成、人材活用】についてセミナーを開催しました。

「永続的な地域づくりのための人事育成」は、地方創生においても最も重要なテーマです。過疎、高齢化、農業の不振が続くなかで、限界集落など地域の存続が危ぶまれている農山漁村も多々あるなか、鹿児島県の鹿屋市において、地域の人々の心に灯をともすかのように、愛情とやる気に包まれた地域をよみがえらせている「やねだん」(柳谷自治公民館を通称こう呼びます)での実践活動を通じて、どのようにして集落を活性化したらよいのか豊重さんの経験を中心に語っていただきました。

 

豊重さんの活躍ぶりは、いまさらご紹介するまでもありましせんが、冒頭の活動紹介の映像でもありましたが、鹿児島県の大隅半島にある鹿屋市の柳谷集落、「通称 やねだん」は、15年ほど前までは人口300人、65歳以上が4割という、どこにでもあるような「過疎高齢化」の集落でしたが、1人のリーダーを中心に集落の人々が立ち上がりました。柳谷集落がめざしたのは、「行政に頼らない地域再生!」集落総参加で労力や経験を提供しあい、土着菌を使った土づくりやオリジナル焼酎づくりなど、独自の商品開発で自主財源を増やしたほか、住民の工夫で福祉や教育も充実させていった。

15年前、現会長の豊重 哲郎(とよしげ てつろう) 氏が公民館長に就任したのをきっかけに、「柳谷の住民は一人一人が地域づくりの主役」信念に、自立への処方箋を描き実践しています。

そして、自主財源はみるみる増え、すべての世帯にボーナスが配られるほどになる。その画期的な取り組みから、柳谷集落の愛称「やねだん」は、次第に全国にしられるようになりました。

 

○リーダーに必要なものは、真心と情熱。リーダーは、一人一人に本気に向き合うこと。

そのための手法として、メンバーとは、アイコンタクトする。メンバーのフルネームを覚えていること。そして笑顔が大事だ。

○ やねだんは、その取り組みを書き残し次の世代に伝えることをしている。3人ほど次世代リーダーが育ちつつある。

○ 活動の継続には、自主財源が必要だ。だから補助金には頼らない。

○ 地域の資源を活かして、収益を上げその財源を使っていく。

○ やねだんは、耕作放棄地を利用して、自ら畑を耕しサツマイモを作り、焼酎を造って売った。使われていないものを使い、作業は自らボランティアを募りながら行い、収益は還元した。

○ 還元先取り開示が大事だ。

○ 自立には、❶住民自治、❷自主財源の確保、これは集落営農。❸人(組織)が大事だ。住民自治には、人は中心で自前で考え行動する自前主義。コンサルに頼んで良い方法を考えても誰がやるのか。自分たちがやらないといけないのなら、自分たちで考えることだ。

○ 自主財源は、会費ではダメ、スポンサーからのお金もダメ、自分で稼がないと継続しない。

 実行するための組織化は、個人戦ダメ、総力戦で行くためには組織化が必要。活動や事業の運営は、個人でするな、組織で行うこと。

○ 私は、自治公民館長というトップだが、自分を使ってもらうという立場で臨んでいる。

  やるのは館長が率先だ。

○ 例えば、焼酎やねだんは、ブランド化しているが、卸売りはしない。通販とやねだんに来ないと買えないようにしている。

○ 顧客名簿があるから、次々と新たな商品化をして、そのサンプルを焼酎を買ってもらった顧客に送り意見を聞いてブランド化を進めている。

○ こうした6次産業化を進めるには、できるだけ関係者が食品衛生法など勉強をするようにしている。

○ 誰がやるかという問題は、テーマが合えば人は動く。例を挙げるとPTAは、子どもが学校に行っている世代の親は関心がある。子どもが卒業すると無関心になる。それと同じ。

○ 皆が一番納得するのはどんなテーマなのかを考える。

○ どんな組織でも、3・3・3・1=10の法則は成り立つ。3は熱心。次の3はわりと協力的、その次の3は消極的、最後の1は反対。どんな組織社会でも反目・反対者は存在している。

○ 私はこの反対者の心を分析した。いわゆるマーケティング。苦しい経験のなかで、うなぎ屋を開業したときも、どうすれば潰れるかを考えて、そうならないように反面教師的にやってきた。

○ 4割は協力してくれても、1割から4割が否定的だと続かない。だから、もっとも反対する人が何を求めているかを考えている。人は社会に貢献したいと思っている。環境的に、地位的にできないこともある。だから必ず出口を考えて欲しい。相手の事を考えてお前は私の事を考えてくれたんだなど言わせるように一人一人に向き合いやっていく。

人材育成、特にリーダーは、1、プレゼン力、2、思考力(分析力、出口の分析)、3、想像力(人をその気にさせる)、4、取材力(町内会の人々の動き)、文章力が大事だ。

 

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