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平成27年度 第2回農山漁村コミュニティビジネスセミナー【農林水産物・飲食品・ワイン・清酒等のアルコール飲料の地理的表示】開催結果

登壇者

髙橋 梯二 氏

国際ワイン法学会理事:髙橋 梯二 氏

1944年生まれ。1967年 東京大学経済学部卒 農林省入省。1970-72年 フランストールーズ大学留学。1994年 農林水産省研究総務官 1997年 国連食糧農業機関(FAO)日本事務所長。2008年 フランストールーズ大学法学博士(私法、食品法)取得。2009年 東京大学農学生命科学研究科 非常勤講師 現在に至る 2014年 国際ワイン法学会理事。現在、国税審議会地理的表示部会臨時委員にも就任しています。 ○主な著書  「魅惑のオーストラリアワイン」時事通信社、1996年  「食品の安全と品質確保」共著、 農山漁村文化協会、2006年  「世界のワイン法」、共著、日本評論社、2009年  「La Sécurité et la Qualité des Denrées Alimentaires」L’A.N.R.T. 2012年  「農林水産物・飲食品の地理的表示」、農山漁村文化協会 2015年

セミナー開催報告(2015年7月16日開催)

生産基準に従って生産する地域の生産者は、誰でも呼称を使用できる。

「地理的制度」の特徴は、農水大臣が認定する

 第2回農山漁村コミュニティビジネスセミナー

【農林水産物・飲食品・ワイン・清酒等のアルコール飲料の地理的表示】を昨日、716()に開催しました。

 

 
特定の地域の農林物や食品に対して、国が品質の「お墨付き」を与える「地理的表示(
GI)保護制度」が6月1日から運用が開始され既に、19品目が申請されています。

エッセイストでワイナリーを経営する玉村豊男さんが推薦している話題の本の著者 国際ワイン法学会理事 髙橋 梯二 氏から講演いただきました。

地理的表示は、商品の品質や評価が、地理的原産地に由来する場合に、その商品の原産地を特定する表示。条約や法令による知的財産権の一つです。良く知られた例として、地域・地名が商品の名称として用いられ、その商品の品質や特性がその地域の環境に由来するものを指している、フランスのボルドーワイン(ボルドー産)、イタリアのゴルゴンゾーラチーズ(ゴルゴンゾーラ産)、スイスのエメンタールチーズ(エメンタール産)などが狭義の地理的表示です。

「地理的制度」の特徴は、

1.地域の生産者団体が生産基準を作成し、公的機関(農水大臣)が認定する。

 (生産基準をまもらない者は呼称を使用できない)

2.生産基準に従って生産するよう監督する第三者機関を設ける。

3.生産基準に従って生産する地域の生産者は、誰でも呼称を使用できる。

4.違反に対しては公的機関(農水大臣)が取り締まりを行う。


「地理的表示」のの基本思想は、

ヨーロッパの地理的表示・原産地呼称と同様に自然のままで、余計なものは加えない。地域の共有財産と考え、産品の価値を維持し高める。

原材料を各地から取り寄せ、大量に生産し販売する食品産業の考え方とは、一線を画し、自然とその土地の風土に根差した農山漁村が培ってきた農林水産物の生産と技術と食文化が代表する地域固有の産品であるなど。


1.産品の特徴は、産地の自然的・人的条件が反映する。

2.自然の力そのものを最大限利用する。産地内循環を尊重し、

  人工的なものは極力加えない。

3.自然の力と人間の意図が調和した時、高い品質と美味しい産品ができる。

4.産品の価値は地域の共通の財産と考え、

  産地の生産者が共同して産品の価値を維持し高めていく。

5.生産者が産地に多く存在するので、生産基準を定め、

  生産者がそれを基に良い産品を生産するようにする。

 

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