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平成15年度 調査・研究報告書の概要
地域活性化支援推進部


平成15年度 当きこうが実施した事業の報告書の内容等の概要をご紹介いたします。

※ここに記載した名称等は、実施当時のものです。

「紀伊山地の霊場と参詣道」の世界遺産登録にかかる地域活性化調査


 我が国経済の活性化を図る観点から、近年、観光立国を目指すことが国の重要な施策となっており、国土交通省をはじめ関係各省がこれに向けたさまざまな施策を展開しています。訪日外国人観光客の増大を図る為には、外国人にも魅力のある観光地域づくりが必要不可欠であり、また、その情報を広く効果的に発信していくことも重要になります。

 そのため、近畿地方整備局、近畿運輸局、近畿経済産業局及び近畿農政局の4局が連携し、平成16年に世界遺産登録が予定されている「紀伊山地の霊場と参詣道」周辺地域をモデル地域として、潜在化している地域の諸資源の顕在化、観光資源としての世界遺産の適正な活用手法ならびにそれらを通じた地域活性化方策について検討してきましたが、当機構では、近畿農政局から委託を受け、モデル地域のほとんどが属する農山漁村地域を対象とし、地域の諸資源を活用した、地域住民の意欲と創意工夫による地域の活性化方策について調査・検討を行い、その結果を本報告書にとりまとめました。

 本編は大きく分けて4編から構成されており、このうち中心となる第2編については、下記の内容となっています。



  • 第2編 紀伊山地(熊野)の霊場と参詣道を活用したグリーン・ツーリズムの展開

    • はじめに
    • 第1章 熊野(古道)の歴史・文化と資源活用の方向性
    • 第2章 地域コミュニティ連携によるグリーン・ツーリズムの形成
    • 第3章 世界遺産とグリーン・ツーリズム
      −紀伊山地の霊場と参詣道を事例として−



農山村活性化推進事業


 地域資源の利活用を図る中で畜産地域における快適な生産・生活空間の形成に関する手法等に関する調査研究を行うこととし、2ヶ年事業の第1年度の事業を実施した。

 調査は対象地域の今日に至る発展の軌跡を辿り、発展過程における共生・対流のあり方や業績を分析検討するとともに他に対する波及性についての検討を重点的に行うこととしている。

 調査の対象地域は、酪農については産地形成の過程で態様の異なる鳥取地域(県下一円型:鳥取県)、蒜山地域(特定地域型:岡山県)及び木次地域(特定集団型:島根県)の3地域を、肉用牛については産地化が一応終了しアグリビジネスの方向を模索している久住地域(大分県)を選定した。

 平成15年度は、文献整理を中心とした基礎調査が主体であったが、体制の検討体制の整った蒜山地域については現実実態調査の実施と併せてフォーラム「開かれたジャージー酪農を目指す蒜山を見る」を3月に真庭郡八束村において開催した。

 本事業に係る平成15年度の中間報告書は作成せず、平成16年度に4地域に係る報告書を一括して作成する予定である。



農山村地域魅力形成


 畜産を通じて農山村地域の魅力アピールの手法等を検討することとし、次に掲げる事項を内容とした調査を行った。

  1. 畜産振興と併せて畜産物を通じて地域自立への指向性及び生産者と都市住民を結ぶ共生・対流についての仕組み
  2. 地域の魅力づくりを進める主体と活動内容
  3. 多様な交流・発信によるネットワーク形成の可能性


 事業期間は平成15、16年度の2ヶ年で、調査対象地域は畜産を介して共生・対流に意欲ある地域として、東西2地域を選定した。

 東については、家族中心に酪農を母体として牛乳・乳製品の製造・販売、ふれあいゾーン・レストランの経営を目的に応じてそれぞれ独立した法人を通じて実践し、更には都市生協等との提携をも模索している福島県川俣地域を、西については、肉用牛の主産地として一定の評価を得てはいるものの、更に食肉を介して都市住民との共生・対流を図り、地域活性化を模索している熊本県高森地域を、それぞれ選択し、現地調査を実施した。

 なお、川俣地域については、提携先と目される茨城県守谷地区においてアンケート調査を実施した。

 本事業に係る平成15年度の中間報告書は作成せず、平成16年度に2地域に係る報告書を一括して作成する予定である。