サイトマップ
  • 小さく
  • 標準
  • 大きく

平成15年度 調査・研究報告書の概要
都市交流推進部


平成15年度 当きこうが実施した事業の報告書の内容等の概要をご紹介いたします。

※ここに記載した名称等は、実施当時のものです。

グリーン・ツーリズムビジネス起業化支援システム構築(総論)小委員会報告書


 現代の社会はさまざまな面で急速に変化しているが、それらの変化はこれまでの常識では予測できない時代になっている。政治・経済・社会・産業・生活・文化などの全般にわたって地殻変動が起こりつつあり、かつてないスピードで経済社会の枠組みや産業構造が急変し、産業政策も変化しつつある。このような状況の中で、現代の地域社会は、新しい「構造と機能」への転換に向かって曲がり角を迎えようとしている。こうした中で地域住民の意識も次第に変化し、これまでのような国や中央からの受動的な地域振興策に頼るだけでなく、地域内のさまざまな層が主体的に参加して、自らが行う主体的・内部発生的な地域づくり運動が要請される時代であり、地域も「経営の時代」を迎えている。

 これらの現状を踏まえ、グリーン・ツーリズムを通じたビジネスの育成を図るため、地域資源を活用した農山漁村を活用した地域ぐるみの自発的取り組みを支援・推進するための方策を検討し、グリーン・ツーリズムビジネス起業化支援のための地域プラットホーム(知的活力基盤)のあり方を研究した。



グリーン・ツーリズムビジネス市場の構造と機能把握小委員会報告書


 現代の社会はさまざまな面で急速に変化しているが、それらの変化はこれまでの常識では予測できない時代になっている。政治・経済・社会・産業・生活・文化などの全般にわたって地殻変動が起こりつつあり、かつてないスピードで経済社会の枠組みや産業構造が急変し、産業政策も変化しつつある。このような状況の中で、現代の地域社会は、新しい「構造と機能」への転換に向かって曲がり角を迎えようとしている。こうした中で地域住民の意識も次第に変化し、これまでのような国や中央からの受動的な地域振興策に頼るだけでなく、地域内のさまざまな層が主体的に参加して、自らが行う主体的・内部発生的な地域づくり運動が要請される時代であり、地域も「経営の時代」を迎えている。

 これらの現状から、グリーン・ツーリズム市場の「構造と機能」を把握するため、グリーン・ツーリズム市場の定義、構造・機能別分析、調査手法、分析手法(民間施設の取り扱い等)、調査体制の構築、既存調査事業等との連携方策の研究を行った。



グリーン・ツーリズムビジネス起業化支援システム構築(各論)小委員会報告書


 グリーン・ツーリズムによる地域の活性化を図るためには、その核となるグリーン・ツーリズム関連ビジネス(農家民宿、市民農園、教育ファーム、農家レストラン・農産物直売所)について、その各ビジネス毎に現状を検討し、ビジネスとして確立し、効率的な事業運営をするための手法を確立する必要がある。

 そこで、本委員会では、グリーン・ツーリズムビジネスを分析・明確化し、それぞれの構成要素の果たす役割、円滑な運営に資するための提言、時流を鑑みた展開の方向性、経営支援策をケースメソッド手法等で示し、グリーン・ツーリズムビジネスそれぞれの今後の方向となるべく指針を調査・研究を行った。



ストック資源を活用した広域交流圏形成推進調査委員会報告書


 今日、都市の人々は生活の豊かさ、心の豊かさ、心のやすらぎを求めるため都市と農村を行き交い、農的な生活を取り入れたライフスタイルに関心を持ち始めている。一方、農村地域においては、農的生活を再評価する動きを追い風として捉え、地域活性化に結びつける試みが全国で展開されている。そこで本事業では、1.農山漁村地域におけるストック資源の活用ニーズの把握及び優良活用事例の収集・分析、2.デュアルライフ交流圏形成のためのモデル地域におけるケーススタディ調査、3.観光カリスマ・実践者等のケースメソッド調査(オーラルヒストリー)、を行うことにより、ストック資源の利活用に関する提言を行った。



地域ブランドによる地域間交流促進検討調査(北陸分)


 疲弊する地域経済を打破するため、新たに地域ブランドの形成を通じて観光交流の増大を図ろうとする動きが見られるようになってきた。
 地域ブランドの形成を図る手段として注目されているのが地域間連携であり、全国でそのあり方が注目されつつある。
 地域間連携を活かした「観光交流」の利点は、観光アクティビティの多様化を育み、訪問者への多くの楽しみ方の選択肢を提供することが可能となり、訪問意欲を高め、個性有る地域の発展に寄与するという点にある。
 言い換えれば、新たな地域資源を発掘し、これを地域の観光コンセプトと結びつけ、地域ブランドとして育て、定着させることが魅力づくりの重要なステップといえる。これを実現するためには、行政単位を超えた地域間での連携意識の醸造を図ることが何よりも必要である。
 そのため、本調査では、「道の駅」等を地域連携の結節点として活用し、新たな地域ブランドの調査・検討を実施し、地域における地域新産業(交流ビジネス)の創出、雇用・所得機会の確保を目指すための手法を明らかにすることを調査の目的とした。



  1. 調査対象は北陸地方として、当該地域における。広域連携等による都市と農山漁村の共生・対流等の推進のあり方についての調査・検討及びグリーン・ツーリズム関連施設の利活用状況の把握を行った。
  2. 北陸地方にふさわしく新しい地域ブランド形成に寄与する地域資源を「食」をテーマとし、農産物をめぐるブランドの意識、蕎麦にこだわったライフスタイル、そして、グリーン・ツーリズムを通じて地域ブランドとしてみた「米」、それを活かすための地域間連携及び地域活性化方策の検討を行った。



地域ブランドによる地域間交流促進検討調査(関東分)


 地域経済の閉鎖間を打破する有効な手段として、地域の「連携」による観光交流に注目し、連携には「地域と地域」「地域とアクティビティ」「施設とアクティビティ」との結びつきがある。これらの関係作りから醸し出される新たな魅力が人々の観光意欲を高めると考えた。

 地域という概念には、生産・生活活動等から生まれる風景・風土・人情・文化・食等が含まれ、これらを五感を持って感じた印象が地域ブランドといえ、ブランドとは他と区別する商標(信頼感)であり、本調査は連携をキーワードとしたほか地域圏と観光交流上の差別化戦略を検討した。

 検討地域としては、本年度供用開始となる富津館山道を受益とする南房総地域(千葉)等を対象とした。

 平成14年度に策定された「観光を活かした地域交流空間作り」の他でも地域連携プランの1つとして提案されており、南房総を地域の既存産業連携型の新しい産業興しとして期待されており、そうした「南房総ステイプラン」の実現に向けて、本調査ではアクションプログラムを策定して、地域に行動を起こさせる、あるいは起こす気にさせる実行力をつけることを目的にした。



徳島県由岐町:地域資源の高度利用と交流を組み合わせた事業展開報告書

【アラメを活用した特産品の開発「アラメパン」】

 由岐町では、地域資源を活用し、漁業を中心とした産業の活性化を図るとともに、高齢化・過疎化によるコミュニティの弱体化を阻止し、強化していくために、平成10年度より、1.漁業の脱業種化による産業の活性化を目指し、(1)産地ブランドの確立、(2)都市との交流型漁業の促進、2.高齢化、過疎化、少子化に向けた少数地域運営システムの構築に取り組んできました。

 その結果、特に都市農山漁村交流を通じて、まちに活気が戻ってきています。さまざまな交流イベント、都市部への積極的な特産品のアピールなどに取り組んできた結果といえます。

 しかし、まだ大きな経済効果を得るまでには至っていないのが実状です。

 今回は、経済的効果を図ることを柱にした地域の活性化のステージに入るため、「地域資源の高度利用と交流を組み合わせた事業展開」をテーマに、マーケティングの視点を重視し、現在の都市部のニーズと由岐町の地域資源を再度見直しながら特産品の開発とそれを活用した都市漁村交流について具体的に検討しました。

 専門家からは「アラメパン」が由岐町の特産品としての可能性が高いという意見が出て、さらにその具現性について検証しました。

  • 基本価値:由岐町のアラメパンは焼き立てで香ばしくて美味い
  • 情報価値:美しい景観の由岐町、マスコミで都市農村交流による地域のあたたかさ、温もりが伝わっている
  • 周辺価値:体験プログラムで大切に採取するアラメ、地域の物語を伝える地域の農家(漁家)レストランや民宿で焼きたてを提供

 この3つの価値を今後、「いかにバランスよく高めていくことができるか」が、由岐アラメパンをブランド化していくことができるかにつながっていく。

 おそらく、基本価値の高い製品を作っていくことは、由岐町の資源や地域住民の交流事業への積極的な取組みを鑑みると構築できると考えられる。しかし、情報価値や周辺価値を高めて行くための施策、仕組みの構築に関しては課題が残る。