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平成13年度 調査・研究報告書の概要
地域活性化支援推進部


平成13年度 当きこうが実施した事業の報告書の内容等の概要をご紹介いたします。

※ここに記載した名称等は、実施当時のものです。

やすらぎの提供方策等に関する調査検討


 都市農村交流の推進に向けては、都市住民のニーズに対応した農業・農村の振興を進め、都市住民にやすらぎと潤いの場を提供し、健康で豊なライフスタイルの実現を図るとともに、グリーン・ツーリズムが国民運動として定着するようソフト・ハード両面から条件整備を進めていくことが求められており、本庁さにおいては、その具体的施策展開のひとつである市民農園に焦点をあて、その現状や課題等、今後の効果的なやすらぎ提供方策について検討した。

  1. 実態調査の概要
    1. 先進地域の現地調査
      【調査対象】
      • 坊主山クラインガルテン(長野県四賀村)、甘楽ふるさと農園(群馬県甘楽町)、笠間クラインガルテン(茨城県笠間市)、あけぼの山農業公園(千葉県柏市)
    2. 市民農園・利用者アンケート調査
      【調査対象】
      • 坊主山クラインガルテン(長野県四賀村)、甘楽ふるさと農園(群馬県甘楽町)、笠間クラインガルテン(茨城県笠間市)、あけぼの山農業公園(千葉県柏市)
      【調査方法】 郵送にて調査票配布
      【調査期間】 平成14年2月
      【調査内容】 利用状況、動機、活動内容、意識変化、属性等
  2. 部会報告
    1. 部会長報告(総括)
    2. 各委員報告



平成13年度農山村活性化推進事業報告書
畜産地域における地域資源利活用のあり方−中間報告・まとめ−


  1.  3期の成果(10〜12年の3ヵ年、対象地域は岩泉町(岩手)、東城町、西城町(広島))をうけて、4期目は、東日本の平地農村地域の美野里町(茨城)と西日本の中山間地域の柿木村(島根)で実施した調査研究の一部である。
  2.  主たるテーマは、東日本の美野里町では、「地域の内発力を高める農的資源のあり方」を検討している。一方、西日本の柿木村は、「農村が農村であるための存立基盤の回復」のためにどのような方法によれば可能となるかを検討している。
  3.  報告書の内容
    <東日本「美野里町」>
    (1.略)
    2.美野里町のなりたち
    3.地区コミュニティと行政区
    (4.5.略)
    6.納場地区のすがた
    7.地域資源利活用調査と今後のプログラム
    <西日本「柿木村」>
    (1.〜3.略)
    4.柿木村の概要
    5.総合振興計画に見る村の将来像と地域資源の利活用
    (6.7.略)
    8.集落単位の取り組み、「集落計画」
    9.10.特徴ある集落活動(1)、(2)
    まとめにかえて



NPO等との連携によるむらづくり推進手法調査報告書


 地域住民と一体となった活動を支援する都市の「むらづくりNPO等」の活動実態を調査士、それを踏まえて都市と農村の交流を中心としたむらづくりNPO活動のコーディネート手法を検討した。

  1. 特定非営利法人活動(NPO)活動地域
    1. NPO「近くの田舎」(茨城県土浦市)
      • 地域特産の“蓮”を活かした都市と農村の交流によるまちづくり
    2. NPO「FUSION長池」(東京都八王子市)
      • 「街並み探検」の活動を通じた居住者ニーズによるまちづくり
  2. NPO法人申請を予定している活動地域
    1. 「まほら伊那地球元気村」(長野県伊那市)
      • 豊な自然の中でキャンプを基本とした活動による地域活性化
    2. 「棚田ネットワーク」(東京都新宿区)
      • 都市住民による棚田支援市民ネットワークによる棚田の活動
  3. 交流によるむらづくり活動地域
    1. 早池峰神楽の応援団「こまどり会」(岩手県大迫町)
      • 自然環境と神楽に魅せられた都市住民と地域住民とのふれあいにより「こまどり会」が誕生し、様々な交流を展開
    2. 「やまざきアドベンチャーファーム」(兵庫県山崎町)
      • 農場に野菜や稲等を栽培して、都市住民の農業体験と交流の場として地域に新風を吹き込む
    3. 飛騨高山「遊びの学校」(岐阜県宮村)
      • 民宿を学校に、野外を校庭に見立て、遊びをキーワードに交流の場として、心身のリフレッシュ活動を実施
    4. 五ヶ瀬夕日の里ふくおか町人会(福岡県福岡市)
      • 宮崎県五ヶ瀬町に福岡市のグループが「町人会」を組織して、準町民として共生のまちづくり活動



茅葺き民家に関する調査研究 中間報告(仮称)


 農山漁村地域には自然環境や、歴史や暮らしの中で育まれた地域資源が数多くあるが、その中でも茅葺き民家は、地域の暮らしに密接した歴史を今に伝え、特に茅葺きの屋根は、農業生産活動と密接に関係している。
 また、農山漁村の持つやわらかい風景をつくる重要な建造物であると同時に、日本の風土に手気候するその構造は環境の面からも見直されてきており、「民家リフォーム」にも注目を浴びてきているなど、「茅葺き民家」は交流活動や地域づくり活動の中で新たな活用が始まっている。
 しかし、多くの茅葺き民家は、社会構造や価値観の変化、また材料やかやぶき職人の不足等から、維持・保存が困難となってきており、その数は、ここ数年間で激減すると言われる状況にある。
 そこで、地域特有の希少価値の高い資源として茅葺き民家に注目し、地域づくりの資源として活用するための支援策やその活用手法について検討する基礎資料として、茅葺き民家の数量把握調査を実施する。

【平成13年度の調査】

  1. 全国茅葺き民家アンケート調査の実施
    1. 調査内容
      全国の茅葺き民家の数量と現状把握および各市町村の茅葺き民家に関する意識調査
    2. 調査配布数
      3,226市町村(市町村役場農林水産関係部署の担当者)
    3. 調査時期
      平成13年8月下旬〜9月下旬
    4. 回収率
      58.9%(1,901市町村)
  2. 数量把握実地調査の実施
    1. 調査内容
      茅葺き民家の状況および住民の意識について
    2. 調査時期
      平成13年11月下旬〜平成14年3月
    3. 調査地区数
      86市町村(1都道府県あたり1〜3市町村)
    4. 調査方法
      調査員を派遣し、茅葺き民家のある集落もしくは市町村内に残る茅葺き民家について外観調査、ヒヤリング、写真撮影を実施



むらの伝統文化(農村編)
−農山漁村伝統文化に関する調査研究報


 農山漁村地域では、古くからその豊な自然と環境を巧みに活かした生活文化を創り上げ、また、世界には類を見ない四季の移ろいの中で独特の美意識を育んでいる。これらの生活文化は、長い歴史の中で様々に変化し、生産地域である「むら」文化と消費地域である「まち」文化として展開してきたが、根底には農山漁村の自然や生活の中から生まれた文化が息づいている。
 そこで「むら」文化を見直しその伝統文化を後世に受け継いでいく事は、その地域にも活力を与えると同時に、伝統文化を地域資源として活用することは、地域の新しい魅力として創造することができる。
 本調査研究では、このような観点から「むら」における伝統文化、その中でも人から人へ伝えられてきた技術、その地域独自の技術や風俗を中心とした無形民俗文化に注目し、さらに日本の農山漁村を形成している「農」「山」「漁」に関わる独自の伝統文化を調査し、伝承、活用する施策に資することを目的としている。

掲載事例
北海道 「雨竜町獅子舞」(空知郡雨竜町)
「羽幌町筑子(こきりこ)」(苫前郡羽幌町)
東北 「行山流都鳥(とどり)鹿踊保存会」(岩手県胆沢郡胆沢町)
「八戸えんぶり」(青森県八戸市)
関東 「小鹿野歌舞伎」(埼玉県秩父郡小鹿野町)
東海 「下呂田の神まつり」(岐阜県増田郡下呂町森)
北陸 「睦月神事」(福井県丹郡生郡清水町)
「表児の米」(福井県阪井郡丸岡町北横地)
近畿 「御田神事」(京都府相楽郡木津町 相楽神社「御田」)
中国・四国 「鹿子原の虫送り」行事(島根県邑智郡石見町)
「石州和紙」(島根県那賀郡三隅町古市場)
九州 「朝浦面浮立」(佐賀県鹿島市浅浦)
「庄内神楽」(大分県大分郡庄内町)
「別府竹細工」(大分県別府市光町 別府竹製品協同組合)



第11回全国むらづくり大会 報告


 農山漁村は、食糧供給などのほか、洪水を防ぎ、水資源を養い、美しい景観や豊な自然環境を保全し、文化を伝承するなどの多面的な機能を有している。
 これらの機能は、農山漁村のみならず、都市住民のライフラインを支えるいわば「緑の基盤」として重要な役割を果たしており、これらの機能を通じて都市と農山漁村は共生する関係にある。しかし、それらの機能の重要性にかかわらず、その便益は直接に実感が得にくいものがある。このため、農山漁村の多面的機能の内容を明らかにし、一般の人々にわかりやすく伝え、国民の認識や関心を高めていくことが極めて重要であると考える。
 そこで本大会は、「くらしに息づく農山漁村の多面的機能を考える」をテーマに、くらしの中で多面的機能が果たしている様々な役割について考えて頂くために開催した。
 また「第10回美しい日本のむら景観コンテスト」及び第1回「むらの伝統文化顕彰」の表彰を併せて行い、幅広い日本のむらの魅力に対する理解を深める契機とした。

開催日時 平成14年2月28日(木)
開催場所 有楽町朝日ホール
後援 農林水産省
参加人数 約650名
テーマ 「くらしに息づく農山漁村の多面的機能を考える」
基調講演 「これからのむらづくり」
京都大学大学院農学研究科教授  祖田 修 氏
特別講演 「むらづくりの発想−むらの力が魅力に変わる」
永 六輔 氏



緑住間整備事業


 「農村緑住空間」とは、農村のゆたかな自然と人々との心温まるふれあいのなかで、健康的でゆとりのある生活をたのしむことができる空間です。都市にお住まいのみなさんにとって、日帰りの休暇から、より長期の滞在、さらには定住など、さまざまな形で農村を身近に感じることができる滞在・居住空間です。

 緑に遊び、緑を育て、緑に癒される・・・こんな「緑住」式生活を、21世紀にふさわしい、ゆたかなライフスタイルとして提案します。