なんで 農家レストラン? と、都会の人は不思議に思われるでしょう。
田舎をドライブすれば わかります。
都会ではあたりまえの、モノ・サービスがありません。 集落を通り過ぎても商店が見当たりません。
コンビニやファーストフード店はもとより、ガソリンスタンドさえありません。食堂など なおさらです。
お昼をとろうとする場合 どうしますか?
農家レストランは 田舎をドライブする際にチェックしておかねばならない 貴重な食のサービス拠点なのです。
また、その地域に根ざした食材や地場の料理を楽しめる場所です。
地場の野菜は当然ですが、その土地特有の地場産品 〜 行者ニンニク、タラの芽などの山菜やキノコ類。 アユやウナギなどの川魚。イノシシやシカなどのジビエ。 特色のあるカキやクリ、モモ、リンゴ、ミカンなどの果物。 輸入モノが中心の都会では味わえなくなった、地場産の手打ちソバ、手打ちウドン。 カツオや赤ザカナ、サザエ、シジミなどの海産物。 地鶏、地ポーク、地場牛などの肉類。 そして提供する食事場所も、カヤブキ民家や改造した古民家。廃校を活用したレストラン。漁師のオカミサン達が田舎の小さな漁港で開いているレストラン。など、変化に満ちた農家レストランが全国の田舎にはあります。 (カーナビGT協議会が集めた全国800軒以上のデータから。)
高知県で調査したお店を見てみましょう。
黒潮工房
マップコード:362568170*52
中土佐町の久礼漁港を見下ろす丘の上にあります。
久礼漁港は、カツオの一本釣り漁で有名で、「ビッグコミック」に16年間にわたって連載された漫画『土佐の一本釣り』の舞台となった所です。
主人公の名を冠した純平という地酒もあります。
屋内の他に、右端にオープンのテーブル席があります。その奥では、カツオを藁で焼いてタタキを作っています。
出来立ての本物のタタキが食べられます。
また、カツオのタタキづくりの体験も出来ます。
メニューは、 黒潮工房一押しの 藁焼タタキ定食が 950円。
久礼定食(藁焼タタキ、とこてん、久礼天のセット)。ちまきタタキ定食(藁焼タタキ、鰹ちまきのセット)。
ちまき久礼定食(藁焼タタキ、鰹ちまき、とこてん、久礼天のセット) なども950円。
七輪で焼いて食べる 干物定食は850円。
高知県に来て食べたカツオのタタキは、厚くボリューム感にあふれ、とても美味しく吃驚しました。
今まで、東京の居酒屋で食べていたあの小さなタタキは何だったんだ! と思ってしまいました。
こちらでは、その美味いタタキのなかで、更に、ワラで焼いた本物のタタキ かどうかが評価されるようです。(さすが本場です。)
藁焼きでタタキをつくっています。
黒潮工房の隣には、温泉付き宿泊施設 黒潮本陣があります。 (というか、順序は逆であちらは本陣ですし、その隣が工房です)
黒潮工房の裏手は崖で、久礼港が眼下に望めます。
こちらの露天風呂は大海原が望めるそうです。(黒潮本陣)
黒潮工房は漁家レストランとしては、観光地の要素が強い立地です。
営業時間: 午前8:00 〜 午後3:00
定休日: 第2木曜
電話: 0889−40−1160
風工房
マップコード:362568420*54
いちご農家のおかあさん達が始めたイチゴケーキ中心のスイーツの店です。
一階がケーキ売り場と奥は厨房。 二階がケーキとお茶のお店になっています。
朝どりの完熟イチゴをふんだんに使ったショートケーキが、食べる人の心を捕らえました。
「イチゴ農家の女性たちの手作りケーキショップ」、「朝採れイチゴ」ということでテレビ、雑誌、ラジオの取材も受けました。
今や大手航空会社から機内誌の通販にと依頼がくる人気です。
ひとけのない田舎の街道わきの店なのに、この日も とても混んでました。
女性ばかしの中に、調査の男性4名は目立ちました。
甘いものは苦手なので ケーキは遠慮して いちごアイスクリームにしました。 甘すぎずおいしかったです(笑)
内容はわかりませんがメニューを 書きます
苺シフォンケーキ ¥295
苺とヨーグルトのムース ¥260(6月〜9月)
苺チーズケーキ ¥295
苺ババロア ¥315(6月〜9月)
苺ガナッシュ ¥315
トロピカルムース ¥350(7月〜9月)
苺ザーネ ¥260 フルーツタルト ¥300(6月〜11月)
苺ゼリー ¥ 85 苺スムージー ¥420(5月〜10月)
営業時間: 午前10:00 〜 午後6:00
定休日:木曜日
上ノ加江漁港・わかしや
マップコード:362389730*80
久礼漁港の南にある小さな漁村 ー 上ノ加江漁港内にあります。
のんびりしたとても静かな漁港で、上空を舞うトンビのピーヒョロロという鳴き声だけが耳につきました。
わかしやは、漁師のおかみさん達が運営しています。
ここは終日営業ではありません。
高知県の農家レストランは、終日営業しているところは少ない、と思っていたほうがいいでしょう。
レストランの専業ではなく、おかみさん仕事をしながら、仲間で共同で運営しているからです。
(終日営業しなければならない程、人口は多くなく、お客もいないからでしょう。合理的です。)
ですから、時間を確認したり、予約を入れたりする必要箇所もあります。
ここでは、イセエビ汁は要予約(500円)です。
食堂は二階です。港が眼下です。
網の手入れをしていました。
店内での食事光景。
定食+イセエビ汁
ここの昼のメニューは、定食(850円)です。
特色は、港であがったサカナを使った「炊き込みご飯」。 赤ザカナがあがる港だそうで、東京では凄い高級魚のアカムツを使った アカムツの炊き込みご飯 が売りですが、いつもあがるわけではないので、出てくればラッキーです。この日はイカの炊き込みご飯でした。 湾内で昆布を養殖しているので、これは出ます。 珍しい長太郎貝(ひおうぎ貝)も養殖しているので予約すれば可能でしょう。
最後にコーヒーが出てくるのが嬉しいです。
1時40分から隣の漁協の建物でセリが始まります。
誰でも参加出来ます。 カツオや赤いサカナが並んでました。
アカムツではありませんでした。
カツオです。
ここでは漁師体験も出来、体験メニューも色々とあります。
学校などの団体が体験で訪れるときは、この食堂は貸切になる場合があるので確認が必要です。
このあたりは食べるところがないので、わかしやは貴重な食事ポイントです。
営業時間: 午前8:00 〜 午後1:00
定休日:火曜日 当日10時までに要予約
電話: 0889−54−0888
北辰の館
マップコード:362518172*13
四万十川上流域の松葉川温泉に隣接してあります。
地場でとれたそば粉を使った、そば打ち体験施設で、もちろん体験なしでのそばも食べられます。
メニューは、ざるそば 600円、かけうどん 450円 土佐ジロー炊込みごはん 200円(土佐名物の鶏)などです。
実証実験モニターのレポートでは「量、味とも とても満足した。」とありました。
山奥では珍しい贅沢な体験施設です。
隣の温泉は渓谷に位置しています。
営業時間: 午前10:30 〜 午後5:00
休業日: 第3木曜日
電話: 0880−23−0615
しゃえんじり
マップコード:764306862*15
口屋内沈下橋です。 しゃえんじりは右手の集落で川に面した建物です。四万十川を眺めながら食事できる東屋もあります。
四万十川は、下流の中村から、上流の江川崎までの間は、のんびりした風光明媚な流れです。
車で走っていると、狭い川沿いの道には、小さな集落が点在していますが、食べるところはありません。
しゃえんじりは、貴重な食事場所です。
地元の農家のおかみさんグループが運営しています。
しゃえんじり(菜園端)って、農家の庭先の畑という意味だそうです。そこで採れる野菜が中心で、野山や川でとれた珍しい食材が加わります。田舎料理のバイキング形式のレストランです。
煮っ転がしなどに、鹿肉を使ったスブタとか、山菜とか、地場の珍しい食材が並んでました。 お椀は四万十川のモズクガニ。
全体に野菜中心のヘルシーな料理で、自然のめぐみがいっぱい、という感じでとても気に入りました。
このあたりは食べるところがないので、しゃえんじりは貴重な食事ポイントです。
バイキング形式 1000円 (多人数の場合は前日までに予約)
営業時間: 午前11:30 〜 午後2:00
休業日: 毎週水曜
電話: 0880−54−1477
くさぶき
マップコード:392803332*64
藁葺き民家が3軒 移築されている太郎川公園内にあります。 その真ん中に位置する茅葺き民家を改造した農家レストランです。 民家の屋内空間は天井が高く、ゆったりしていて気持ちよいです。 テーブル席で、長ドライブの疲れを休めました。
地元の食材です。キジ肉のまぜご飯でした。
ここのメニューは、檮原で育った新鮮な食材を使った田舎料理です。
お勧めは龍馬脱藩の道にちなんだ「脱藩定食」です。
きじめし、ゆすはらそば(太くソバ100%のようで食べ応えがあります)、それに煮物や山菜の炊き合わせなどの皿がつきます。
家庭でのおもてなし料理のような感じです。 くさぶき定食は800円。一番高い 脱藩定食は1000円でした。
このような田舎にぴったしの、ふるさとの味という感じのとても美味しい食事でした。
営業時間: 午前10:00 〜 午後 3:00
無休
電話: 0889−65−0500
窪津漁港 海鮮館
足摺岬の手前にある窪津漁港は、クジラからイワシまで捕れるそうです。 漁協のおかみさん達が、地元の漁師料理を出す、海鮮館をオープンしました。 海鮮定食、日替定食などを出すそうですが、時間が無く、直売所・大漁屋のほうしかチェックできませんでした。 この漁家レストランは期待がもてそうです。
辺鄙なところですが、漁業体験とかホエールウォッチングとか、交流活動を元気に行っています。
漁港です。
ホエールウォッチングなど受け付けてます。
大きなカサゴが一匹500円!!
営業時間: 午前8:00 〜 午後 4:00 :5:00〜8:00(要予約)
定休日:水曜
電話: 0880−82−7711
以上が、今回取材した、それぞれ個性的な農家レストランです。 高知の農家レストラン、漁家レストランはオススメです。 ライブの際には是非立ち寄ってください。 ※定休日、営業時間は取材時のものです。 必ず確認してからお出かけください。 (宇田川)





