発刊にあたって
グリーン・ツーリズムなど都市と農山漁村の交流を推進するに当たって、その中心的役割を果たしているのが「総合交流施設」である。総合交流施設は、市町村、第3セクター、組合等により開設・運営されており、飲食、地域特産物の販売、体験・レクリエーション活動等の複合的な機能を有する施設で、宿泊機能を有するものと、有しない施設がある。
総合交流施設はグリーン・ツーリズムの拠点として、地域資源の有効利用を進め、加工販売等のグリーン・ツーリズム関連ビジネスが営まれる「場」として、また一方、そこを利用する都市の人々には「ゆとり」「やすらぎ」「いやし」が享受できる「場」としての機能を持っている。その運営に当たっては、ビジネスとしての経営採算性が問われると同時に、グリーン・ツーリズムのセンターとしての公益性も求められる。
しかしながら、各地の総合交流施設は、その機能を十分発揮できていない事例も少なくなく、施設の運営・管理のあり方が問われている。そこで、本書では総合交流施設に焦点をあてて、事業内容、管理運営の実態、地域に与える効果、課題と今後の展望等について現地調査を行い、総合交流施設の運営と戦略についてとりまとめた。本書が総合交流施設の設置・運営に携わる多くの人々に活用されることを期待しています。
本書の特徴
本書は、学識経験者の方々が次の先進的な取組事例について現地調査し、そこから総合交流施設のあり方について検討した。先進的な取組事例から総合交流施設のあり方について多くのことを得ることが出来ると思われる。
●岩手県葛巻町「くずまき高原牧場」
●長野県伊那市「みはらしファーム」
●静岡県森町「アクティ森」
●岐阜県清見村「パスカル清見」
●京都府弥栄町「丹後あじわいの郷ゆーらぴあ」
●島根県石見町「香木の森公園」
●愛媛県久万町「久万高原ふるさと旅行村」
●鹿児島県松山町「やっちくふるさと村」





